悪戦苦闘w


2010年9月11日(土) 07:03 JST

フィガロの結婚

指揮者 Sergio Sossi

キャスト

伯爵:大平訓 伯爵夫人:結城麻子 

SUSANNA:満田早穂里   FIGARO:中村一人 CHERUBINO:細川加奈子 

BARTOLO ・ANTONIO:石原隆彦   MARCELLINA:南部裕美子 

BASIGLIO・CURZIO:飯田康弘(客演)

BARNARINA: 天野結美・坪井玲子

バレエ(Belle Tour Ballet/ベルトゥール バレエ)

オーケストラ: アンサンブルOBS

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という・・・オペラに出演してきました。

5月のある日、メールがきました。

「来月 フィガロやるんやけど、でてくれない?やる予定だったテノールが急病で・・」

・・・

「え~っと、ウリッセあるから、まともに練習できたり、参加できたりするのそれ以降だけど・・」

というやり取りを行い、参加する事になったのでした・・

もちろん内容も、各重唱シーンもなんど見たことある良く知る作品だけれど、

フィガロのテノールは、特殊な役・・というかキャラクターテノールというか、そんな理由で、

全く手をつけた事のないオペラでした。

そんな感じだから、暗譜が、とても大変でした。

5月は、ほぼ毎日ウリッセ漬けだったので、時間をある程度使えたのはほぼたった3週間。

もう、本当に・・・記憶力が・・・

それに比べて、この団体では以前より海外公演ツアーなども行っており、

その際にフィガロの結婚も上演しているので、皆なんども本番をやっていて、慣れている・・というか、

気心が知れているというか・・そんな輪に、3週間で飛び込む私・・

適応力は高い方な気はしていますが、暗譜期間も短いし、いろいろと能力の限界を感じました。

 

でも、そこはモーツァルトの作品・・

どんなシーンにも、小さい子のおもちゃ箱のような魅力が詰まっていて、

その中から、お気に入りのおもちゃを見つけるような作業はとても面白かったです。

 

今回、初めてセシオン杉並というホールで演奏しました。

この日、朝11時から2時間リハ、14時から1時間ガラコンサート、その後2時間リハ・・その後本番・・という、

超強行スケジュールだったのですが、アリアのある方も、まったく一回も抜いて歌う事はなく・・

本番もいつも通りにのりきっていて、その体力というか、精神力というか・・・には驚きました。

 

リハ中、ある事に気が付きました。

オケピットが深いので、舞台上にチェンバロ(電子ピアノで代用)の音が聞こえない・・

「あ・・・モニター〈舞台に向くスピーカー)が入ってない・・・」

この手の事に意識を向ける余裕のある人がいなそうなので・・・

気がついた事を外部者ながら、口走って回る事に・・・

そして、しばらく会場などで聞いていると

とてつもなく響きがわるく・・・まるで、田舎の公民館のよう・・・オケの音すらよく聞こえないし・・・

歌手の声は、ほぼ生声が聞こえてくる。

楽屋で、ほかの出演者と話しつつ・・

「聞こえにくいから、せめてオケピットの高さをもう少しあげたらどうだろう~~」と提案・・

そして、舞台脇で相談すると、ホールの担当者が・・・

「音響的な問題なら・・、会場が吸音板になっているから、反響板にしたら、改善します」

・・・・・

吸音・・・wwwww・・・

田舎の公民館のようだと思ったホールは、その実、とても近代的装備のあるホールだったのです。

吸音設定のあるホールってあるんですね・・・・

会場中の壁が反転し、響きの環境が一気に変わり、よくある音楽ホールのような反響に・・

(オペラだから)舞台上の反響板を使っていなかったので、会場も無言のうちにそれに合わせたのだろうか・・

そんなこんなで、開場・

578席完売の事前アナウンスの通り、開演5分前にようやく外で待機しているお客さんが入場できるという・

満席ぶり。

合唱団や、オケメンバーが全員が協力してオペラを作るので、この集客力となったのだろうかな・・・

(外部なのでそのあたりは、謎)

そんなこんなで、9時完全退館にも、関わらず8時40分頃まで公演が行われましたが、

私もゴミ集めや、荷物の出しを手伝ったりして・・無事に全員が退館を完了し、公演を終えました。

 

演出として、バレエの子供たちが20人じゃく入っていたのですが、

それがとっても可愛く・・、中に男の子も一人混じっていたりして、「リトル・ダンサー」を思い出しつつ、

こういう団体だからこそ出来たオペラ公演の魅力を実現した公演だったように思いました。

指揮者も、もう、3時間も指揮台にたてるんだろうか・・・と思える年齢(実年齢は知らず)なのですが、

そこはさすがに、各有名劇場で振った指揮者、指揮台に一度立てば、まだまだ現役。

そして、第一線を退いた指揮者だからこそ、全ての稽古で指導を行う事ができ、

もちろん、その指導は、ヨーロッパの劇場スタッフのレッスンと変わる事のないレベルで、

指揮者の稽古という点では、

これ以上の条件を実現している団体はプロオケでも難しいかもしれません・・・

とても面白い運営形態の団体だな~と思いました。

皆さん、お疲れ様でした&ありがとうございました。

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