第三場 基本呼吸 まとめ
呼吸はこの場の第一節と第ニ節の繰り返しですが、
ここでは導入実施する上での最低事項しか記載してありません。
更なる興味を持った方は、
レッスンを受けるか、各呼吸法の本をご研究されると良いと思います。
呼吸法は様々ありますが、
それらは人が生きていく上で大切な項目として、受け継いできた証しです。
現在、呼吸法の差異が、
うつ病、アルツハイマー、パーキンソン病などの、
脳内の物質や細胞の変質がもたらす病気の原因との考え方や、
一日3分間だけ、自分の呼吸数を数えるだけで、
うつ病を防止できるという研究結果もあります。
古くは、お釈迦様が
「出る息は出る息とよく知り、よく悟り、
入る息は入る息として良く知り、よく悟れ」と、
集中力、閃き、健康力増進のために
大切なのは呼吸であると説いたのです。
クラシック音楽の声楽では、
よい声を作ることを目的として、呼吸法の訓練を行います。
その良好な呼吸法が右脳を活性化させる事で、
明確なイメージ力を持つことできるようになり、
そのイメージ力で、
クラシック音楽に必要なフレーズや、声をイメージし、
それに基づいて自然に歌を歌い、演じます。
東洋文化が教えてきた呼吸法とは差異がありますが、
人が呼吸を学ぶ目的とすべき本質は同じべきであると思うのです。
呼吸のコントロールは、
輝かしい声を維持するために物理的に必要であるとともに、
良好なイメージ作りのためにも必要なのです。
これから先に、声についての記載を行いますが、
それらは呼吸に比べ様々な意味で重要ではありません。
なぜなら、良好な集中、閃き、健康があれば、
それらは自然に身に付くからです。
人の閃きには差があり、それこそ才能の差だと考えます。
しかし、すべての人が、
パヴァロッテイやグルベローバほどの才能を持っている訳ではありません。
才能なき少なき人は声楽を学ぶ資格がないのでしょうか?
そんな事はありません。
様々な人が生きて、様々な事を後世に受けついで行くから人がいて、
社会があります。
日本でも古来より武道、仏教などにより、
呼吸の大切さは長年受け継がれてきました。
しかし現代の日本社会にとってはどうでしょう?
忘れられている大切な要素なのではないでしょうか?
少なくとも私は日本文化から、呼吸の大切さを感じる事はありませんでした。
しかしオペラという西洋文化を学び、
呼吸法に興味を持った時、
それはすべての文化、人にとって最も大切である事に気がつきました。
気功を学んでも、お経を唱えることでも、武道を学ぶことでも
呼吸法を学ぶ事ができるでしょう。
文化が違うので、そこに差異は当然ありますが、
「人が生きる」という事に比べれば、
その差は小さな事だと考えます。
準備
でも書きましたが、
息をする事を気にする癖をすべての人につけてほしいと考えます。
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