
カヴァレリア・ルスティカーナの紹介
来週、オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」に出演します
カヴァレリア・ルスティカーナは日本語の訳としては、
田舎の騎士道と訳されます。
元々は1800年代後半に書かれた恋愛小説がもとになっており、
その話の大元はシチリアのピッツィーニで語り継がれていた実話だっともされています。
この恋愛小説自体は、田舎暮らしの中の恋愛物語に焦点をあてたもので
カヴァレリア・ルスティカーナは、その中の一遍です。
のちにプッチーニの作品の台本作家としても有名だったジャコーザの協力をえて
戯曲化され、当代の大女優によって演じられイタリア中で成功をおさめ、
この題材をオペラ化し、コンクールにて優勝したのが作曲家のマスカーニでした。
小説、戯曲、オペラ・・と変遷する中で内容が変化していますが
主人公であるトゥリッドが兵役に行く前の恋人であった ローラは別の男性と結婚してしまい
サントゥッツアと結婚の約束をしますが、
彼女はトゥリッドがローラと不倫関係にあるのではないかと疑い、それに苦しみ、嫉妬するサントゥッツァが
ローラの亭主に疑惑を告げ口し、トゥリッドとローラの亭主であるアルフィオが決闘し、
トゥリッドが命を落とします。
戯曲の中では
結婚はしていないが、子供を宿しているにもかかわらず捨てられ、
復讐としてアルフィオに告げ口をし、後悔に苛まれていくという役柄となっているそうです。
小説は、翻訳本が岩波文庫から出版されていますので、
お時間がゆるせばぜひ読んでください・・・ 後日また紹介するかもしれません^^
写真は、その事件が起きたシチリアのピッツーニという町に何年か前に私が行ったときの写真です。
田舎です・・w
そして・・・私が痩せてますw
田舎で、暑い記憶しかありませんが・・
オペラの中で出てくる教会と、街並みがわかる写真です
路地の写真は、ローラとサントゥッツァがご近所として住んでいた路地です
こんな狭い町で、起こったどろどろとした恋愛物語・・・
それがカヴァレリア・ルスティカーナです。
明日は、出演者の紹介を行います~